ふるさと納税は、応援したい自治体に寄付ができる制度で、手続きをすると、寄付金のうち2,000円を超える部分については所得税の還付、住民税の控除が受けられます。
自分で寄付金の使い道を指定でき、地域の名産品などのお礼の品(返礼品)もいただける魅力的な仕組みです(詳細はこちらをご参照ください)。
一般的にサラリーマンの方は、会社で年末調整を終えているため確定申告を避け、ワンストップ特例制度を利用するために寄付する自治体を5自治体以内にしている方が多いと思います。
でも・・・色々な自治体の返礼品をもらいたいので、私は2019年、14自治体に寄付を行いました。そのため、確定申告を行いました。
ここでは、ふるさと納税の確定申告のやり方について紹介させていただきます。
確定申告を行うには
確定申告を行うには確定申告書を作成し税務署に提出します。
確定申告書は、税務署に出向いて作成することもできますが、自宅にパソコンがある場合は自宅のパソコンを使って作成するのが楽だと思います。
パソコンで確定申告書の作成を行った場合、いずれかの方法で書類を提出します。
- 税務署に出向き書類を提出する
- 書類を印刷し税務署に郵送で送る
- e-Taxにより確定申告書のデータを電子送信する
上記1、2の場合、寄付を行った自治体から送付された寄付金受領証明書も一緒に提出します。
上記3の場合、寄付金受領証明書を提出する必要はありませんが、5年間手元で保管しておく必要があります。これは、税務署から提示を求められることがあるためです(寄付していないのに寄付したと虚偽の申告をしているかどうかを確認するためだと思います)。
パソコンを利用した作成方法について
国税庁のサイトにある「所得税の確定申告」に行きます。そして、「確定申告書等の作成はこちら」をクリックします。
「作成開始」をクリックします。
税務署への提出方法について
税務署への提出方法は3つの方法がありますのでどれかを選択します。
ブラウザに「Google Chrome」を利用している状態で、「e-Taxで提出 マイナンバーカード方式」をクリックすると、上の画像のようなものが出てしまいます。
2020年11月現在で、「e-Taxで提出 マイナンバーカード方式」を行うことができるブラウザは「Internet Explorer」のみになります。
ここでは、パソコンを利用した確定申告書の作成方法についてのみ紹介させていただきます。そのため、「印刷して提出」を選択して説明させていただきます。
実際の設定について
前述の「印刷して提出する」を選択すると、上の画面が出てきます。サラリーマンの方の場合、一番左の「所得税」を選択します。
次に、上の画面が出てきます。サラリーマンの方の場合、一番左の「給与・年金の方」を選択します。
上の画面が出てきますので、次へをクリックします。
生年月日を入力して「入力終了(次へ)」をクリックします。
上の画面が出てきます。一般的なサラリーマンの方の場合、給与のみだと思いますので、「給与のみ」にチェックを入れ、「入力終了(次へ)」をクリックします。
大多数のサラリーマンの方は、勤務先は1社で、年末調整済みだと思いますので、「給与の支払者(勤務先)は1か所のみである」と「年末調整済みである」に」チェックを入れ、「入力終了(次へ)」をクリックします。
上の画面が出てきたら、適用を受ける控除の選択を行います。ふるさと納税で行った寄付金の控除を受けるには、「寄付金控除」にチェックを入れます。
それ以外の控除を受ける場合は、それ以外の項目にもチェックを入れます。
チェックを入れ終わったら、「入力終了(次へ)」をクリックします。
上の画面が出てきますので、「入力する」をクリックします。
勤務先から入手した源泉徴収票に基づいて各項目を入力し、「入力内容の確認」をクリックします。
各項目を確認し、問題なければ「次へ進む」をクリックします。
上の画面が出てきます。再度各項目を確認し、問題なければ「入力終了(次へ)」をクリックします。
次に、ふるさと納税の寄付金控除を受けるため、寄付金控除の欄の「入力する」をクリックします。
自治体から送付された寄附金受領証明書に基づいて、寄附金の種類や金額等を入力するため、「入力する」をクリックします。
上の画面で寄附金の種類として、「都道府県、市区町村に対する寄附金(ふるさと納税など)」を選択し、各項目を入力します。
入力が完了したら
- 別の自治体に寄附がある場合は「別の寄附先を入力する」をクリックします
- 同じ自治体に別の寄附がある場合は「同じ寄附先をもう1件入力する」をクリックします
- 全ての入力が完了している場合は「入力内容の確認」をクリックします
上の画像は2自治体分入力した場合の表示になります。もちろんさらに自治体を入力することは可能で、私は昨年度14自治体に寄附を行いましたので、14自治体分入力しました。
全てのふるさと納税で寄附を行った分を入力し終えたら、スクロールして「次へ進む」をクリックします。
控除される金額が表示され、確認が終わったら「次へ進む」をクリックします。
還付される金額を確認し、「次へ>」をクリックします。
以上がふるさと納税の寄附金控除を受けるための設定になります。この後は、ガイダンス通りに進めれば確定申告書の作成は完了します。
まとめ
パソコンを使ったふるさと納税の寄附金控除を受けるための確定申告書の作成方法について紹介させていただきました。
マイナンバーカードを保有していて、ICカードライタを持っていれば税務署に出向くことなく確定申告を行うこともできます。
私はパソリを所有しているため、パソリを利用してe-Taxで確定申告書を提出しています。
2021年2月に確定申告を行うため、その際に改めて確定申告をやり方を紹介させていただこうと思います。
この記事を最後までお読みいただきありがとうございました。