年会費無料、還元率1.2%、電子マネーチャージでもポイントが付与されることで有名なリクルートカードですが、VISAorMastercardとJCBの2枚持ちをすることで双方のメリットを享受することができます。
買い物や電子マネーチャージでリクルートポイントが付与されますが、リクルートポイントはリアルタイムでPontaに等価交換することができ、Pontaはauの様々なサービスに利用できます。
そのためau経済圏でも重要な役割を果たすようになりました。
今回はリクルートカードをどう使っていくべきか私の考えを紹介させていただきます。
リクルートカードはこう使おう
下のようにリクルートカードを使うことをおすすめします
・合計6万円分電子マネーチャージに使う
・ETCカードはJCBブランドで作成
・VISAorMastercardブランドはプリペイドカードKyashと紐づけしてKyashで決済
・JCBブランドはQUICPaynanacoも使えるようにしセブンイレブン決済時に利用
概要
リクルートカードは、年会費永年無料で保有することができる還元率1.2%のクレジットカードです。
国際ブランドにより発行元が異なり、VISA、Mastercardは三菱UFJニコス株式会社、JCBは株式会社JCBが発行元となります。
発行元 | 三菱UFJニコス(VISA、Mastercardブランド)、JCB(JCBブランド) |
ブランド | VISA、Mastercard、JCB |
付与ポイント | リクルートポイント |
還元率 | 月額総額に対し1.2%ポイント付与 ※貯まるポイント数の小数点第一位以下は切り捨て |
年会費 | 無料 |
ポイント有効期限 | 1年間、ただしポイントを獲得または利用するたびに1年間延長される |
家族カード年会費 | 無料 |
ETCカード年会費 | 無料(VISA、Mastercardは発行手数料1100円(税込)、JCBは無料) |
申し込み資格 | 18歳以上で本人または配偶者に安定継続収入のある方 |
国内旅行傷害保険 | 利用付帯で最高1000万円 |
海外旅行傷害保険 | 利用付帯で最高2000万円 |
ショッピング保険 | 年間200万円 |
締め日・支払日 | 15日締め、翌月10日払い |
スマホ決済 | Apple pay、Google Pay(JCBのみ)、QUICPay(JCBのみ) |
付与されたリクルートポイントは等価・リアルタイムでPontaポイントに交換できます。
年会費無料にも関わらず付帯保険も充実しており、持っていて損はないクレジットカードだと思います。
リクルートカードの特徴
「無駄なく」・「効率よく」・「還元率1.2%」で効率的にポイントをためることができる
年会費永年無料のクレジットカードでありながら還元率1.2%の高還元率カードとなります。
月額の利用合計金額に対して1.2%のポイントが付与されます。そのため、会計時の端数が無駄になることがなく使用した金額に対してもれなくポイントをためることができます。
また、後述しますが電子マネーチャージでも1.2%のポイントが付与されます。
リクルートカードは「無駄なく」・「効率よく」・「還元率1.2%」で効率的にポイントをためることができます。
付与されるポイントはリクルートポイントでPontaポイントやdポイントに等価で交換することができます。
2枚持ちが可能
リクルートカードは2枚持ちをすることができます。
具体的には三菱UFJニコスが発行するVISAかMastercardブランドのどちらか1枚と、JCBが発行するJCBブランドの2つの国際ブランドのリクルートカードを保有することができます。
つまり、VISAブランドとJCBブランドの2枚持ち、またはMastercardブランドとJCBブランドの2枚持ちをすることができます。
それぞれ利用額に応じたリクルートポイントが付与されますが、PontaWebで合算され、ポイントは共有化されます。
電子マネーチャージでポイントが付与される
2020年4月現在、月額3万円までという上限はありますが、電子マネーチャージでポイントが付与されるのがメリットです。、VISA、Mastercardブランドは楽天Edy、モバイルSuica、SMARTICOCAに、JCBブランドはモバイルSuicaへのチャージでポイントが付与されます。
例えば、VISAブランドを保有している場合は3つの電子マネーへのチャージでポイントが付与されますが、チャージ合計金額が3万円までがポイント付与対象となります。
ある月に楽天Edyに3万円チャージ、モバイルSuicaに1万円チャージした場合、電子マネーへのチャージ金額は4万円になりますが、この場合、1万円分はポイント付与対象外です。
また、月額3万円という上限は、リクルートカード1枚ごとの上限となります。そのため、リクルートカードを2枚持ちした場合、電子マネーチャージでポイントが付与される上限金額は6万円になります。
2020年3月11日まではnanacoも電子マネーチャージの対象でしたが、新規登録ができなくなってしまいました。本当に残念でなりません。
※2020年3月11日以前に登録が完了している方は引き続き利用可能です
Pontaの利用先が多い
前述のようにリクルートカードを利用して付与されるリクルートポイントはリアルタイムでPontaに等価交換ができますが、Pontaは以下のように利用することができます。
- auの様々なサービスに利用できる(au PAYやauカブコム証券、auの携帯電話料金等)
- ローソンや昭和シェル等Ponta加盟店で利用できる
- リクルートが運営するサービスに利用できる(じゃらんやホットペッパー等)
auが提供する決済サービスのau PAYやau PAYプリペイドカードは、auユーザーでなくても利用することができ、Pontaの利用先としておすすめです(関連記事はこちらをご参照ください)。
au PAY(旧 au WALLET)
KDDI CORPORATION無料posted withアプリーチ
VISA、MastercardブランドとJCBブランドの比較
それぞれのブランドの優劣を比較してみました。
VISA、Mastercardブランド>JCBブランド
楽天Edy、モバイルSuica、SMARTICOCAへのチャージに対しポイントが付与されます。JCBブランドはモバイルSuicaのみになりますのでここはVISA、Mastercardブランドの勝利です。
Suica
East Japan Railway Company無料posted withアプリーチ
海外で使いやすい
海外での決済はやはりVISA、Mastercardブランドの方が使えるお店が圧倒的に多いです。特に欧米ではそれが顕著で、JCBブランドは使えるところを探すのが大変です。欧米への海外旅行、海外出張の場合はVISA、Mastercardブランドの方が無難だと思います。
高還元率プリペイドカードのKyashと紐づけできる
高還元率プリペイドカードとして有名なKyashに紐づけすることができます。Kyash Cardの場合、決済額に応じて1%のKyashポイントが付与されますので1%分還元率がUPすることになります。JCBブランドは紐づけすることができません(kyash Cardの関連記事はこちらをご参照ください)。
JCBブランド>VISA、Mastercardブランド
ETCカードが完全無料
JCBブランドはETCカードが完全無料です。VISA、Mastercardブランドは年会費は無料ですが、発行手数料として1100円(税込)が必要となります。
Apple payとGoogle Payが両方使える
JCBブランドはApple payとGoogle Payの両方に対応できます。VISA、MastercardブランドはApple payだけでGoogle Payには対応していません。
iPhoneユーザーでもAndroidユーザーでも、コンビニやファミレス等で財布からリクルートカードを出さなくても決済ができて便利です。
QUICPay(nanaco)が利用できる
QUICPay(nanaco)とは、nanacoカードの裏面にQUICPayのマークが入ったnanacoカードで申し込み手続きをしてQUICPay機能を追加することで利用することができるサービスです。会計の際は「QUICPayで」と伝えnanacoカードを使って支払いを行います。
株式会社JCBが発行するクレジットカードはこのサービスを利用することができますのでJCBブランドもリクルートカードを利用することができます。
セブンイレブンで利用すると、クレジットカードのポイントに加えて200円(税抜)あたり1ポイントのnanacoポイントが付与されます。
2020年3月12日以降、nanacoにチャージするクレジットカードとして新規登録が出来なくなりましたので。せめてセブンイレブンではこのサービスを利用してポイントをためるようにしたいです。
リクルートカードのデメリット
私が感じているデメリットを紹介します。
還元率がUPするサービスがない
楽天のSPUのように、還元率がUPするポイントUPサービスがありません。
リクルートポイントの使い道が限られる
付与されるリクルートポイントは、2020年12月時点でじゃらんやホットペッパー等のリクルートが運営するサービスでの利用に限られます。
Pontaやdポイントに交換すれば、利用先は増えますのでPontaかdポイントに交換して有効活用をする方が無難だと思います。
au PAY残高へのチャージでポイントが付かない
リクルートカードの大きな弱点といっていいと思うのが、リクルートカードからau PAY残高へのチャージでポイントが付かない点です。
ポイントが付かないということもあり、2020年2月から3月にかけて行われたau PAY10億円キャンペーンでは、仕方なくエポスカードでチャージをしました(エポスカードの関連記事はこちらをご参照ください)。
リクルートカード2枚持ちで威力を発揮
私がおすすめするリクルートカードの使い方を紹介します。2枚持ちは必須です。
2枚持ちで電子マネーチャージ枠をフルに利用
VISA、MastercardブランドのどちらかとJCBブランドの2枚持ちは必須だと考えます。上述していますが、電子マネーチャージでポイントが付与される上限は3万円になりますが、2枚持ちにすると上限は6万円になりますので、これをフルに利用しましょう。
ただし、JCBブランドはモバイルSuicaにしかチャージができません。
ビックカメラSuicaカードを保有している方は、ビックカメラSuicaカードをモバイルSuicaの登録カードに設定した方がメリットがありますので、ビックカメラSuicaカードを活用しましょう。
ETCカードはJCBブランドで発行
2枚持ち前提で、年会費無料で発行手数料も無料のJCBブランドでETCカードを発行しましょう。払う必要のないお金は払わないようにすべきだと思います。
VISA、MastercardブランドのカードでKyashと紐づけ
還元率を1%押し上げるためにもKyashと紐づけをしてKyashが利用できるとことは利用します。合計の還元率2.2%はやはり魅力的です(関連記事はこちらをご参照ください)。
まとめ
リクルートカードは、年会費無料で還元率1.2%で電子マネーチャージでもポイントが付与される素晴らしいクレジットカードだと思います。2枚持ちをすることで、電子マネーチャージのポイント付与の増加やETCカードも無料で使うことができるようになります。
しかし、nanacoにチャージするクレジットカードとして新規登録が出来なくなるといった衝撃的な改悪が行われ本当に残念でしかありません。
この記事を最後までお読みいただきありがとうございました。