ANA JCBプリペイドカードは非常に有能であり、現在は私にとってのメインカードとなっております。
以下のような優れたメリットがあります。
・還元率1%越えの楽天カード(JCBブランド)やnanacoチャージを利用した還元率1.2%の
リクルートカードでチャージができる
・おサイフケータイ付きAndroidスマホであればGoogle PayでQUICPayを利用できる
・3Dセキュアに対応しているためd払いの支払いカードに設定可能
※2020年3月12日以降、nanacoにチャージするクレジットカードの新規登録はセブン系の
クレジットカードのみとなってしまいました。
概要
ANA JCBプリペイドカードは、事前にチャージした金額分を利用できるプリペイド機能と、ANAマイレージクラブの機能が1枚になったカードで、国内外のJCB加盟店で利用可能です(一部使用できない店舗があります)。
発行元、ブランド | JCB |
カード発行手数料 | 利用開始手数料 550円(初回チャージ 税込) 2021年3月31日まで無料 |
年会費 | 無料 |
利用可能額 | 1回あたり30万円、1日あたり30万円 |
還元方法 | マイルコース:月額使用料1000円(税込)につき5マイル付与 キャッシュバックコース:月額使用料200円(税込)につき1円キャッシュバック |
チャージ方法 | クレジットカード コンビニエンスストア店頭 Webコンビニチャージ 銀行口座 |
チャージ限度額 | クレジットカード、コンビニエンスストア店頭:49000円 銀行口座、Webコンビニチャージ:29000円 |
チャージ手数料 | コンビニエンスストア店頭、クレジットカードはなし 銀行口座、Webコンビニチャージは10000円未満は100円(税別)、10000円以上はなし |
上の表を見ていただいてもわかるように使用する際、いくつかの注意点があります。
-
利用開始手数料として初回チャージ時に500円(税別)かかる(2021年3月31日までは無料)
-
銀行口座・Webコンビニチャージはチャージ額が10000万円未満の場合、手数料が100円(税別)かかる
また、以下に示す店舗等では使用できません。
-
国民年金保険
-
ガソリンスタンド
-
公共料金、携帯電話、インターネットプロバイダー
-
各種保険
-
駐車場、家賃
-
新聞購読料
-
一部決済代行、決済サービス
特徴
ANA JCBプリペイドカードはANAマイルを貯めることができるマイルコースと、バリュー(プリペイドカードの残高)にキャッシュバックを行うキャッシュバックコースを選択することができ、どちらも還元率としては0.5%になります。
マイルコース
月額合計利用金額1000円(税込)につき5マイルが付与されます。還元率は0.5%です。月額合計利用金額の計算方法は、例えば、3月16日から4月15日で合計20000円の利用金額があれば、20000円÷1000円×5マイル=100マイルが付与されます。当月16日~翌月15日締めの月額合計利用金額がで付与されるマイルが計算されるので取りこぼしもなく効果的にマイルを貯めることができます。
また、チャージ合計金額に対するボーナスもあり、半年間(3月16日~9月15日の期間と9月16日~3月15日の期間でカウント)のチャージ合計金額が12万円以上で180マイル、24万円以上で360マイルが付与されます。
キャッシュバックコース
月額合計利用金額200円(税込)につき1円のキャッシュバックを受けることができます。ANA JCBプリペイドカードの残高(バリュー)に上乗せされる形になり、還元率は0.5%です。月額合計利用金額の計算方法は、例えば、3月16日から4月15日で合計20000円の利用金額があれば、キャッシュバック金額は20000円÷200円×1円=100円となります。マイルコースと同様に当月16日~翌月15日締めの月額利用合計金額でキャッシュバック金額が計算されます。
また、チャージ合計金額に対するボーナスもあり、半年間(3月16日~9月15日の期間と9月16日~3月15日の期間でカウント)のチャージ合計金額が12万円以上で180円、24万円以上で360円がキャッシュバックされます。
ANA JCBプリペイドカードの利用方法
詳細は後述しますが、以下のように利用することでポイント二重取り、還元率UPを図ることができます。
- 楽天カード(JCB)やnanacoチャージを介したリクルートカードでチャージをする
- 3月16日~9月15の間で合計24万円チャージをする
- 9月16日~翌年3月15日の間で合計24万円チャージする
- 普段の決済で利用する
- d払いのキャンペーン期間外で支払いカードとして設定しd払いを利用する
やるべきのチャージ方法
以下の2つのチャージがおすすめとなります。
-
クレジットカードによるチャージ
-
nanacoによるチャージ(セブンイレブンでのチャージ)
上記2つの方法であれば、ANA JCBプリペイドカード利用による還元率0.5%分のマイル付与orキャッシュバックにだけでなく、クレジットカードのポイントも付与され、ポイントの二重取りが可能となります。
クレジットカードによるチャージ
ANA JCBプリペイドカードにチャージが可能なクレジットカードはJCBマークがついたクレジットカードに限られます。
また、JCBが直接発行しているクレジットカードについてはポイント付与はされません(My JCBに登録可能なクレジットカード)。
そのため、ANA JCBカードや高還元率カードとして有名なリクルートカードJCBではポイント付与はありません。
私がチャージに利用しているクレジットカードはJCBブランドの楽天カード(以降、楽天カードJCBと記載します)になります。
楽天カードJCBでチャージをした場合、楽天スーパーポイントとANA JCBプリペイド決済で付与されるマイルorキャッシュバックの二重取りが実現できます。
楽天カードは利用金額100円あたり楽天スーパーポイントが1ポイント付与されるため、還元率は合計1.5%となります(楽天カード:1%、ANA JCBプリペイドカード決済:0.5%)。
そのため、私は、楽天カードでチャージしたANA JCBプリペイドカードを普段は使っています。
クレジットカードによるチャージ方法はこちらをご確認お願いいたします。
nanacoによるチャージ(セブンイレブンでチャージ)
nanacoでチャージを行うには3つのステップが必要です。
-
クレジットカード等からnanacoにチャージ
-
Webコンビニチャージの手続き
-
セブンイレブンレジでnanacoで支払い
それぞれのステップについて説明します。なお、上記2、3の詳細はこちらでご確認できます。
クレジットカード等からnanacoにチャージ
nanacoにチャージできるクレジットカードとしては、還元率1.2%という高還元率カードで有名なリクルートカードがあります(チャージ金額上限は1ヶ月あたり3万円という制約あり)。
私はリクルートカードを2枚所有(VISA、JCB)しておりそれぞれ3万円ずつチャージできるため、合計6万をANA JCBプリペイドカードにチャージすることができます。
リクルートカード→nanaco→ANA JCBプリペイドカード決済の場合、還元率は1.7%になります(リクルートカードチャージ:1.2%、ANA JCBプリペイドカード決済:0.5%)。
Webコンビニチャージの手続き
nanacoからANA JCBプリペイドカードへのチャージはセブンイレブン店頭で行いますが、事前にANA JCBプリペイドカードのマイページでの手続きが必要となります。
この手続きでセブンイレブンのレジで提示するバーコードを発行します。
Webコンビニチャージは、チャージ金額が10000円以下の場合手数料が100円(税込)かかりますので必ず10000円以上をチャージするようにしましょう。
セブンイレブンレジでのnanacoの支払い
セブンイレブンレジでバーコードを提示してチャージを行いますが、チャージを行う前にセブン銀行ATMで残高確認をしておきましょう。
モバイルnanacoの場合、残高確認は不要ですが、nanacoカードの場合、チャージしたnanacoは「センター預かり」という状態になっています。
この場合、レジでチャージしようとしてもnanacoの残高が足りない状態になっています。
残高確認を行うことでセンター預かり状態のnanacoがnanaco残高に加わり使用可能な状態となります。
レジで残高確認を行うことも可能ですが、店員にいちいち言うのがめんどくさいので私はセブン銀行ATMで残高確認を行ってからレジに行くようにしています。
その後レジでバーコードを見せて「nanacoで払います」と言えばnanacoでチャージできます。
還元率を0.5%→0.65%にする
ANA JCBプリペイドカードは、チャージ合計金額に対するボーナスがあります。
具体的には、半年間(3月16日~9月15日の期間と9月16日~3月15日の期間でカウント)のチャージ合計金額が12万円以上で180マイル(キャッシュバックコースでは180円)、24万円以上で360マイル(キャッシュバックコースでは360円)が付与されます。
これにより還元率0.15%押し上げることができ、還元率は0.65%になります。
その他のメリット
還元率1.5%~1.7%のほかに以下のメリットがあります。
-
おサイフケータイ付きAndroidスマホであればGoogle payでQUICPayを使用できる
-
3Dセキュアに対応しているため、バーコード/QRコード決済のd払いに使用できる
QUICPayはコンビニ等多くの店舗で使用することができ、わざわざ財布からカードを出すことなくスマホで決済が可能です。
また、3D セキュアに対応しているため、バーコード/QRコード決済のd払いに紐づけすることができます。
d払いに関してはキャンペーン期間中はdカードが最もメリットが出るカードとなりますが、キャンペーン未実施時はANA JCBプリペイドカードを紐づけするのが最も優れているのではないかと思います(d払いの関連記事はこちらをご参照ください)。
デメリット
利用開始手数料がかかる
初めてチャージするときに利用開始手数料として550円(税込)かかります。
ただ、2021年3月31日までは無料です。この日までに初めてのチャージをすれば利用開始手数料を支払う必要はありませんので、今のうちのANA JCBプリペイドカードを発行しチャージをするようにしましょう。
海外での決済で困ることがある
国内での決済ではそう困ることはないと思いますが、JCBブランドであるため欧米等の海外では決済できないことが多いと考えられます(アジア圏は比較的JCBが使えるお店が多いと思います)。
高還元率プリペイドカードKyashに還元率では劣る
高還元率で有名なプリペイドカードのKyashの還元率には負けます。
Kyashは1%還元に対し、ANA JCBプリペイドカードは最高でも0.65%です(kyash Cardの関連記事はこちらをご参照ください)。
2021年2月10日以降、クレジットカードを紐づけしたkyash Cardでの決済時の還元率が1%から0.2%に大幅ダウンします(関連記事はこちらをご参照ください)。
これによりANA JCBプリペイドカードの方が還元率でも優位となりました。
まとめ
私が現在メインカードとして使用しているANA JCBプリペイドカードですが、日本国内であれば有能だと考えています。
私は年に一回くらいは飛行機に乗る出張があるためマイルコースを選択していますが、マイルに興味がない、あるいは旅行に行かないという方でもキャッシュバックコースを選択しても十分活用できるものと考えます。