おうちでVBAを勉強 Microsoft OfficeなしでVBAをやってみる

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マクロ2

VBA(Visual Basic for Applications )はMicrosoft製のマクロ言語で、Microsoft ExcelやWord等のMicrosoft製品でプログラムを作成すれば、繰り返し行われる定型的な作業や複雑な処理を自動で行うことができるようになります。

Microsoft Excelで利用することが一般的だと思いますが、VBAを使いこなせるようになると、仕事の効率化を図ることができます。

普段の仕事ではVBAを勉強する時間はなかなかとれないと思います。

で、あれば家で勉強したいところですが、Microsoft製品は高価なので家のパソコンにはインストールされていない方も結構多いのではないでしょうか?

会社のパソコンを持って帰るのも面倒だと思います。

そこで、ここではMicrosoft OfficeなしでVBAの勉強や練習することができる方法について紹介します。

無料のオフィスソフトウェアLibreOfficeでVBAを練習する

マクロ1

無料のオフィスソフトウェアLibreOfficeの表計算ソフトウェアCalcを利用すれば、プログラムを作成することで処理を動作させることができます。

つまりVBAの勉強や練習を行うことができます。

CalcでVBAを使う前に設定を変更する

マクロ5

まずはCalcでVBAを使う前準備を行います。

デフォルトの設定の場合、保存したファイルが次回起動時は動作しないことがあります(上の画像を参照してください)。

具体的な設定の仕方を説明します。

マクロ3

Calcを起動して、以下の作業を行います。

  • ツールタブを選択
  • オプションを選択

そして以下の画面が表示されます。

マクロ6

上記画面が出てきたら以下の作業を行います。

  • セキュリティを選択
  • マクロのセキュリティを選択

そうすると以下の画面が表示されます。

マクロ7

そしてセキュリティレベル中を選択します(セキュリティレベル低は選択しないようにします)。

この設定を適用してCalcでVBAを使う前準備は終了です。

CalcでのVBAを使う

マクロ8

Calcでマクロを作成するには、Calcを起動後に以下の手順でプログラムを記述するエディタを起動します。

  • ツールタブを選択
  • マクロを選択
  • マクロの管理を選択
  • Basicマクロを選択

すると以下の画面が出てきます。

マクロ12

無題1で新規作成を行うと、新しいモジュールを作成できますので、新しいモジュールを作成します。するとプログラムを記載するエディタが起動されます。

マクロ13

上の画像の赤い領域がプログラムを記載することでマクロを作成することができます。

マクロ14

VBAを使うにはプログラムを記載する領域の先頭に以下の一文を記載します。

Option VBASupport 1

こうすることでVBAのマクロを起動できるようになります。

実際にVBAを使ってみる

A1セルに文字を入力するマクロ

マクロ15

VBAの入門でもよく例として使われるClacのA1セルに文字を入力するマクロを作成してみます。

ここでは、A1セルに100を入力するマクロを作成してみます。このマクロを動作させるには、

Range("A1") = "100"

と記述します。

そして保存してから起動すると、下図のようになります。

マクロ16

A1セルに100が入力されていることが確認できます。

メッセージボックスを使ったマクロ

次に、これもVBAの入門でよくつかわれるメッセージボックスを使ったマクロについても試してみます。

マクロ17

メッセージボックスで「Hello」と表示するマクロを作成してみます。このマクロを動作させるには、

MsgBox "Hello"

と記述します。

そして保存してから起動すると、下図のようになります。

マクロ18

「Hello」と表示されることも確認できました。

保存したファイルをまた起動する

マクロ19

ファイルを保存してからCalcを終了し、マクロが含まれるCalcのファイルを起動すると上図の画面が出てきます。

これは、事前に行ったセキュリティの設定により、マクロを有効にするか無効にするかを選択することができますので怪しいファイルのマクロは起動させないといったセキュリティ対策もできます。

信頼できるファイルでマクロを有効化してマクロを実行しようとすると、以下の画面が出てきます。

マクロ20

JREが必要というメッセージボックスが出てきますが、これは無視して問題ありません。OKをクリックしてください。そうすれば、以下の画面が出てきます。

マクロ22

マクロセレクタにて保存されているマクロを実行します。

マクロ23

これによりマクロが実行されます。

まとめ

無料で利用できるLibreOfficeの表計算ソフトウェアCalcによるVBAを使い方について紹介させていただきました。

VBAで利用できるものがすべて利用できるかまでは確認できていませんが、これによりある程度Microsoft OfficeがなくてもVBAの勉強や練習をすることができます。

今後色々試していき、また報告させていただきたいと思います。

私の家にあるパソコンにはMicrosoft Officeはインストールされていませんので、今回紹介させていただいた方法でVBAのプログラムの勉強や練習をしたいと思います。

この記事を最後までお読みいただきありがとうございました。


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