私は、無料で利用できるオフィスソフトウェアで、「Microsoft Office」と互換性が高いと評判の「LibreOffice」にパッケージングされているプレゼンテーションソフトウェア「Impress」を利用しています。
プロパティの表示位置や細かな操作等は、Microsoft PowerPointと少し異なりますが、ほぼ同じようなことができます。
ここでは、Impressの使用例を紹介させていただきます。
プレゼンテーションソフトウェア「Impress」とは
「LibreOffice」は無料で利用することができるソフトウェアで、「Microsoft Office」と互換性が高く、無料で利用することができます。
パッケージングされているソフトウェアでプレゼンテーションソフトウェア「Impress」は、「Microsoft Office」にパッケージングされている「Microsoft PowerPoint」と同じようなことができます。
使用例
上の画像はImpressで作成しました。
具体的な手順を紹介させていただきます。
スライドのサイズを変更する
Impressを立ち上げて、テンプレートを設定すると上の画面になります。
そこで、赤枠の部分でスライドのサイズを設定することができます。デフォルトは「16:9」ですが、「4:3」に変更しました。
Impressで一番戸惑ったのはプロパティが右側に表示されることです。Microsoft PowerPointに慣れているとここは戸惑うのではないかと思います。
文字を入力する
文字を入力するには、テキストボックスを使います。基本的にはMicrosoft PowerPointとほぼ操作性は同じですので、普段のお仕事でMicrosoft PowerPointを使用されている方であればすぐに使いこなせるようになると思います。
以下で紹介する作業を繰り返すことで、上の画像に示すスライドを作成しました。
挿入→テキストボックスを選択する
- 挿入タブを選択します
-
テキストボックスを選択します
これにより、テキストボックスを使用することができるようになります。
実際に文字を入力する
- マウスでテキストボックスの範囲を決定します
- 入力したい文字をテキストボックスに入力します
- 使用するフォント名、フォントサイズを決定します
- 左右揃えや上下揃え等の段落の設定を行います
上記作業で文字を表示させることができます。
ただし、上記3で気をつけないといけないことは、1つのテキストボックスの2つ以上のフォントが入っている時のフォントサイズの変更になります。
上記画像のようにテキストボックスがオレンジ色の表示になった場合は、2つ以上のフォントサイズを同時に変更できますが、そうではない場合(青色で表示されている場合)は、1つだけフォントサイズが変更されて、それ以外のフォントはフォントサイズが変更されません。
そのため、テキストボックスの中に入力した文字をすべて選択してフォントサイズを変更するか、テキストボックスそのものをダブルクリックして上記画像のようにテキストボックスがオレンジ色の表示にしてからフォントサイズを変更するようにしてください。
テキストボックスに外枠をつける
- 外枠を付けたいテキストボックスを選択します
- プロパティを赤枠が出る部分までスクロールします
- 外枠の線の形状を選択します
上記作業を行うことで外枠をつけることができます。
図を作成する
図を作成するには、シェイプを使います。基本的にはMicrosoft PowerPointとほぼ操作性は同じですので、普段のお仕事でMicrosoft PowerPointを使用されている方であればすぐに使いこなせるようになると思います。
以下で紹介する作業を繰り返すことで、上の画像に示すスライドを作成しました。
挿入→シェイプを選択する
- 挿入タブを選択します
- シェイプを選択します
シェイプを選択すると、線や四角、ブロック矢印等のシェイプを選ぶことができるようになります。
今回作成したものは線とブロック矢印を使っています。ブロック矢印の作成ができれば線の作成もできると思いますのでブロック矢印の挿入について説明をさせていただきます。
ブロック矢印を挿入する
矢印を挿入します。ここではブロック矢印の右矢印を挿入します。
- シェイプを選択後ブロック矢印を選択します
- 右矢印を選択します
矢印を挿入後、マウスでサイズを調整します。
ブロック矢印の色を変更する
プロパティの「領域」と「線」で色を変更します。「領域」で矢印の中の色を設定し。「線」で矢印の外枠の色を変更します。
上記作業とさらに線を追加して作成したものが以下のものとなります。
Microsoft PowerPointの拡張子で保存することもできる
Impressで編集したファイルを保存するときデフォルトのファイルは拡張子OCDになりますが、Microsoft Excelに対応した拡張子としても保存することができます。
まとめ
無料で利用できるプレゼンテーションソフトウェアのImpressについて紹介させていただきました。
プロパティが右側に表示される等はMicrosoft PowerPointとは異なりますが操作性そのものはほぼ同じでMicrosoft PowerPointになれていれば特に問題なく使いこなせると思います。
この記事を最後までお読みいただきありがとうございました。この記事が少しでも参考になれば幸いです。