私は投資信託の運用に楽天証券を利用していることもあり、楽天カードの利用、楽天市場での買い物等楽天経済圏を活用しています。そのため、結構な楽天スーパーポイントがたまるようになりました。
特に期間限定の楽天スーパーポイントをどのように消費するかを考えたときに、楽天でんきで消費することを試してみようと思い、2019年11月半ばから楽天でんきを利用し始めました。
こういう人は楽天でんき
以下の2つを満たす人は楽天でんきへの切り替えを検討してもいいと思います。
- 普段から楽天グループが提供するサービスを利用している人、楽天経済圏を利用している人
- 中部電力エリアに住んでいる人
私の場合、楽天経済圏の活用で入手した期間限定の楽天スーパーポイントを楽天でんきの利用料金の支払いに充て、電気料金の削減を図っています。
実際に電気料金は毎月平均で200円近く下がりました。さらに期間限定の楽天スーパーポイントで支払いを行っているので現金やクレジットカードでは支払っていません。
概要
2016年からの電力自由化により、自由に電力会社や料金プランを選べるようになり、様々な新電力サービスが誕生しました。
楽天でんきは、楽天グループの楽天エナジーが運営する新電力サービスになります。
電気設備はこれまでと同じものを利用するため、品質は問題なく例えば中部電力契約時と差異なく利用することができます。
特徴
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基本料金0円
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供給エリアは全国10エリア
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家庭向け、ビジネス向けプランがある
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インターネットで簡単に申し込みができ、切り替え費用は0円
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支払い金額に応じて楽天スーパーポイントがたまる(200円あたり1ポイント)
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楽天スーパーポイントで支払いができる(期間限定ポイントも利用可能)
料金形態について
基本料金は0円で利用した分だけ料金が発生する形態になります。下表はエリア別の料金表になります。
料金表(2020年4月1日)
提供エリア | 従量料金(税込:円/1kWh) | 基本料金 |
北海道電力 | 30.00円 | 0円 |
東北電力 | 26.50円 | |
東京電力 | 26.50円 | |
中部電力 | 26.50円 | |
北陸電力 | 22.00円 | |
関西電力 | 22.50円 | |
中国電力 | 24.50円 | |
四国電力 | 24.50円 | |
九州電力 | 23.50円 | |
沖縄電力 | 27.00円 |
支払い方法
楽天でんきを利用するにあたり、クレジットカードの登録が必要になります。これはクレジットカードで利用料金を支払うことが前提となっているためです。
ただし、期間限定ポイントも含めて楽天スーパーポイント支払いをすることができるため、期間限定の楽天スーパーポイントの消費先として利用することもできます。
楽天でんきのメリット
私が感じる楽天でんきのメリットは以下のものになります。
電気が安くなった
まず、単純に電気料金が安くなりました。詳細は後述しますが、私が住んでいる中部電力エリアは楽天でんきの相性がいいように感じます。
楽天スーパーポイントがたまる
利用料金200円あたり1ポイントが付与される仕組みとなっています。これは楽天スーパーポイントで利用料金を支払っても付与されます。
楽天スーパーポイントで支払いができる
楽天スーパーポイントで利用料金を支払うことができ、電気料金という固定費を削減することができます。また、期間限定の楽天スーパーポイントで支払うこともできるので、ポイント失効を防ぐことができます。
SPU対象サービスで楽天市場利用時のポイント付与率UP
楽天でんきを利用していると、楽天市場利用時のポイント付与率が0.5%UPします。
楽天でんきを利用⇒楽天市場で買い物し楽天スーパーポイントがたまる⇒ポイントを楽天でんきで利用
というサイクルができます。
楽天でんきのデメリット
最安の電力会社ではない
様々な電力会社がありますが、楽天でんきは最安な電力会社ではありません。中部電力より少し安くなった感覚です。Googleで調べても楽天でんきより安い電力会社はすぐに見つかります。
しかし、期間限定ポイントで支払いができるため、普段から楽天のサービスを利用して楽天スーパーポイントをためている人は電気代の節約になると思います。
20アンペア以下だと契約できない
20アンペア以下だと楽天でんきを利用することができません。
ただし、元々20アンペア以下で契約している場合、電気使用量が少ないことが予想されます。そのため、楽天でんきに切り替えてもかえって利用料金が高くなる可能性があります。
電気使用量が少ないと利用料金が高くなる可能性がある
電気使用量が少ないと利用料金がかえって高くなるケースがあります。特に一人暮らしの場合は、そのようなケースが多いようです。ただ、中部電力エリアはその影響は少ないように感じます。
楽天でんきのWebサイトで事前シミュレーションをすることが可能ですので、契約前に確認して楽天でんきを利用するかどうかを決めればいいと思います。
楽天サービスを利用していない人にはメリットが少ない
楽天サービスを利用していない人にはあまりメリットがないと思います。
楽天サービスを利用していない場合、楽天スーパーポイントを入手する機会が少なく、楽天でんきの利用料金の支払いにポイントを充てることができないため固定費を直接的に削減することも難しいと思います。
実際にシミュレーション
電気使用量が少ないと本当に電気料金が高くなるかどうかシミュレーションをしてみました。
以下の条件でやりました。
- 契約アンペアは30Aで私が現在住んでいる中部電力エリア
- 楽天エナジーの電気料金シミュレーションで実施
- 社会人の一人暮らしを想定
- 冬は100kWh使用、夏は200kWh使用(エアコンを使用することを想定)
冬の比較結果は中部電力:2965円、楽天でんき:2650円、夏の比較結果は中部電力:5429円、楽天でんき:5300円となりました。さらに電気料金が中部電力<楽天でんきになる電気使用量がないかをシミュレーションしましたが、私がシミュレーションをした限りでは中部電力>楽天でんきでした。中部電力エリアの場合、電気使用量が少なくても基本料金部分でかさ上げされる影響が大きいようです。300kWhの場合、電気料金はかなり接近しますが、それでも楽天でんきの方が安かったです(中部電力:7983円、楽天でんき:7950円)。
他の地域でもシミュレーションをしたところ、関西電力エリアは電気使用量が少ないと楽天でんきの方が料金が高くなるケースがありました(100kWhは楽天でんきの方が料金が高かったです)。
以上のシミュレーション結果から中部電力エリアの方で楽天経済圏を利用されている方であれば楽天でんきを検討してみてもいいのではないかと思います。
まとめ
私が利用している楽天でんきについて紹介させていただきました。
楽天市場で買い物をし、入手した期間限定の楽天スーパーポイントを電気料金の支払いに充てて固定費の削減につなげることができます。
電気料金の事前シミュレーションも可能ですので、楽天経済圏を活用されている方は楽天でんきの利用を検討してもいいのではないかと思います。