12月1日に株式会社kyashから「一部サービス変更を伴うアップデートのお知らせ」というメールが来ました。内容としては
- 「残高利息」サービスの開始(2020年12月8日から)
- ポイント還元上限の変更(2020年12月11日から)
- 登録カードを使った指定金額入金機能の廃止(2020年12月8日から)
というものでした(詳細は公式サイトをご確認ください)。
上記1は銀行口座やセブン銀行ATMなどから入金した場合のみにポイントが付くようですが、私は銀行口座からチャージをするつもりはないのでどうでも良かったのですが、問題は2と3で、クレジットカードと紐づけして利用している方にとっては大幅な改悪と感じられると思います(詳細は後述します)。
ちょっと前に3Dセキュア対応という朗報があっただけにこの変更は大幅改悪としか思えません。
ここではクレジットカードやデビットカードと紐づけをしてkyash Cardを利用する場合の改悪内容と対応方法について紹介させていただきます。
※上記1、3は延期になりました
大幅改悪に対する対応方法について
クレジットカードやデビットカードを紐づけしてkyash Cardを利用している方は以下のように対応しましょう。
- kyash残高にチャージするポイントは100または200ポイント単位でチャージする
- kyash Cardを使ってRevolutカード残高に毎月5万円チャージする
上記対応により、ポイント還元上限目いっぱいまでのポイント付与とクレジットカードのポイント付与が実現できます。
また、Revolutカードへのチャージが事実上指定金額チャージをすることと同じことになります。
改悪内容について
ポイント還元上限の変更について
2020年12月11日からクレジットカードやデビットカードを紐づけした場合、500ポイント/月までしか付与されなくなりました。
kyash Cardは決済金額100円につき1ポイントが付与されますので月に5万円を越える金額を利用しても5万円分しかポイントが付与されなくなりました(これまでは12万円分までポイントが付与されました)。
また、ポイントの付与は、kyashのポイントを残高にチャージした金額とクレジットカードやデビットカードからチャージされた金額が5万円までとなります。
例えば、kyashのポイントを100円分残高にチャージした場合、クレジットカードやデビットカードを紐づけした場合、49900円分しかポイントが付与されなくなりました。
登録カードを使った指定金額入金機能の廃止について
2020年12月8日から、クレジットカードやデビットカードによる指定金額を直接チャージすることができなくなりました。
例えば、Yahoo!Japanカードやdカード、TカードPRIME(日曜日の1.5%還元)のような決済ごとにポイントが付与されるクレジットカードの場合、100円未満の金額にはポイントが付与されません(決済金額が199円の場合、1ポイントしか付与されない)。
これらのカードはkyash Cardの残高に指定した金額をチャージすることでポイントの取りこぼしを防ぐことができましたが、これができなくなりました。
対応方法について
今回のkyash Cardの大幅改悪に対応するには、Revolutカードが必須になります(Revolutカードの申し込み方に関連する記事はこちらをご参照ください)。
Revolutカードがあれば、Yahoo!Japanカードやdカード、TカードPRIME(日曜日の1.5%還元)といった会計ごとにポイント付与が行われるカードのポイント取りこぼしを防ぐことができます。
具体的な対応方法は以下になります。
kyash残高にチャージするポイントは100または200単位で行う
kyashのポイントをKyash残高にチャージする場合、100または200円単位でチャージをします。
これは、前述のYahoo!Japanカードやdカード、TカードPRIME(日曜日の1.5%還元)のような会計ごとにポイント付与が行われるカードのポイント取りこぼしを防ぐためにあります。
例えば、Yahoo!Japanカードやdカードは100円につき1ポイント付与されるため、kyash残高が1円、Kyash Cardを利用した買い物で200円利用した場合、利用金額の内訳は、Kyash残高1円+Yahoo!Japanカードまたはdカード利用金額199円となります。その場合のポイントの付与は
- kyash利用によるポイント付与は2ポイント(200円で2ポイント付与)
- Yahoo!Japanカードまたはdカード利用によるポイント付与は1ポイント(199円で1ポイント付与)
となり、99円が端数となりポイント取りこぼしが発生してしまいます。
このようなポイント取りこぼしを防ぐため、kyash残高へのチャージは100円単位で行います。
なお、200円単位はTカードPRIMEの利用を想定した場合になります(TカードPRIMEは日曜日の利用時に200円につきTポイントが3ポイント付与されるため)。
また、ポイントが100未満の場合はkyash残高へのポイントチャージは行わず、kyash残高は0円にしておきましょう。
kyash Cardを使ってRevolutカード残高に毎月5万円チャージする
Revolutカードの残高へのチャージはKyash Cardを利用することができ、kyashのポイントも100円につき1ポイント付与されると同時に紐づけしているクレジットカードやデビットカードのポイントも付与されます。
そのため、毎月、kyash CardでRevolutカードの残高に5万円チャージします。そして、これ以降はRevolutカードを利用し、Kyash Cardは利用しないようにします。
このようにすることで、kyash Cardでは廃止された金額指定のチャージを行うことと等価になります。なお、Revolutカードにチャージする場合、kyash残高は0円か100円または200円単位にしましょう。
RevolutカードはGoogle payを利用すればモバイルSuicaにもチャージできますし、クレジットカードとして利用することもできるので、5万円分チャージ後はRevolutカードだけ利用しましょう。
これにより、前述のYahoo!Japanカードやdカード、TカードPRIME(日曜日の1.5%還元)といった会計ごとにポイントが付与されるカードのポイント取りこぼしを防ぐこともできます。
まとめ
2020年12月1日に発表されたKyash Cardの大幅改悪の内容よそれに対する対応方法について紹介させていただきました。
kyashの今回の改悪は非常に残念に思いますが、それでも月5万円までは還元率の1%上乗せができると割り切ることにしました。
この記事を最後までお読みいただきありがとうございました。