ネット証券最大手のSBI証券は、積立NISA枠外でも毎日積立の設定をすることができます。そのため、毎日少額から投資を始めたいという人や投資初心者の人にも利用しやすいと思います。
ここでは私のSBI証券の活用方法について紹介させていただきます。
概要
SBI証券は主要ネット証券の一つで、大手金融グループのSBIホールディングスが運営している証券会社になります。SBI証券の投資信託のサービス概要は以下のようになります。
- 投資信託取扱本数は2654本(2020年4月1日時点)
- 毎日、毎週、毎月積立が可能(積立NISA、特定口座問わず)
- 2019年12月16日より投資信託買付・投信積立の販売手数料がすべて無料(ノーロード)
- 投資信託の月間保有金額に応じてTポイントがたまる「投信マイレージサービス」
- Tポイントで投資信託を購入できる
競合となる楽天証券は、楽天カードでの投資信託が購入できることや楽天スーパーポイント付与が非常に大きいですが、SBI証券のメリットは毎日積立が可能であることと、Tポイントがたまることだと思います。
SBI証券での投資信託を運用する理由
私は楽天証券で積立NISAを運用していますが、SBI証券でも投資信託を運用している理由を紹介させていただきます。
積立NISA枠外でも毎日、毎週、毎月と買付タイミングを自由に選べる
SBI証券では毎日、毎週、毎月と積立コースを設定することができます。毎日、毎週。毎月積立コースは積立NISAだけでなく特定口座などの積立NISA枠外でも設定が可能です。
積立NISAで購入できる金融商品は、金融庁の審査をクリアした投資信託・ETF(上場投資信託)になります。一般的には、株式に100%投資する投資信託(以降、株式投資信託)やバランス型(株式、債券、REITなど複数の資産に投資)の投資信託で、100%債券に投資する投資信託(以降、債券投資信託)するものや100%REITに投資する投資信託(以降、リート投資信託)ものは積立NISAで購入することができません。
私は、分散投資をしたいと思っていたので、以下のように運用することにしました。
- 年利数%のリターンが見込める株式投資信託は最低20年長期運用するため積立NISA枠にあてる
- 変動が少ないと考えられる債券投資信託は特定口座で購入
- 株式以上に変動する可能性があるリート投資信託は特定口座で購入
上記1は、楽天証券で、上記2、3はSBI証券で運用を行っています。
2020年4月1日現在、楽天証券では、特定口座では毎日積立ができませんが、SBI証券は特定口座でも毎日積立ができるので便利だと思います。
なぜ、上記のような運用しているのかについては別の機会で紹介させていただきます。
SBI・バンガード・S&P500が購入できる
2019年9月26、SBI・バンガード・S&P500インデックスファンド(愛称:SBI・バンガード・S&P500)が登場しました。SBI・バンガード・S&P500は、米国を代表する500社の指標であるS&P500に連動する商品となります。近年の米国株人気で、すでにS&P500に変動する商品は他にもありますが、SBIグループと米国最大級の運用会社であるバンガード社がタッグを組んだことが大きな話題になりました。
この商品の最大の魅力は信託報酬0.0938%という国内最安の信託報酬になります。ですが、この商品は、2020年4月1日現在、SBI証券でしか購入できません。
私jはすでに楽天証券で積立NISAを開始しておりましたが、どうしても購入してみたいと思い、SBI証券で魔日積立で購入することにしました。積立NISAを始めたタイミングがもう少し遅ければ・・・SBI証券で積立NISAをやっていたと思います。
Tポイントが使える
SBI証券ではTポイントを使うことができます。
楽天証券と同様にSBI証券ではTポイントで投資信託を購入することができます。普段の買い物で手に入れたTポイントを投資に使えます。まさに「ポイントに働いてもらいお金を稼いでもらう」が期待できます。
Tポイントがもらえる
投資信託を保有しているとTポイントがもらえます。
「投信マイレージサービス」というサービスで投資信託の保有残高に応じてTポイントがもらえるサービスです。ポイント付与率は以下のようになります。
ポイント付与率 | ポイント付与率 | |
月間平均保有金額 | 1,000万円未満 | 1,000万円以上 |
(A)通常銘柄 | 0.10% | 0.20% |
(B)指定銘柄Ⅰ | 0.05% | 0.05% |
(C)指定銘柄Ⅱ | 0.03% | 0.03% |
(D)指定銘柄Ⅲ | 0.02% | 0.02% |
(E)指定銘柄Ⅳ | 0.01% | 0.01% |
上表を見てもわかるように指定銘柄だとポイント付与率が下がります。例えば、SBI・バンガード・S&P500は上表の(D)指定銘柄Ⅲにあたりポイント付与率0.2%になります。信託報酬が安い銘柄や人気のある銘柄は指定銘柄になっているようです。
私は、投信マイレージサービスでもらったTポイントをSBIネオモバイル証券の国内高配当株の購入に使用しています。
楽天証券に見劣りする点
私が感じている楽天証券に見劣りする点は以下のものになります。
クレジットカードでの投資信託購入のサービスがない
楽天証券は楽天カードで月5万円まで投資信託を購入できます。しかもその決済もポイント付与対象となり、実質利回り1%が確定しています。
SBI証券ではクレジットカードで投資信託を購入できるサービスはありません。
2021年6月30日から三井住友カードでの投資信託の購入が可能になりました。
実質的にポイントサービスが見劣りする
楽天証券は、投資信託保有金額が10万円ごとに4ポイント付与されます。これは年率0.048%に相当します。SBI証券のようなポイント付与率が下がる指定銘柄もなく、信託報酬が安い銘柄や人気のある銘柄でもポイント付与率は変わりません。
SBI証券の場合、上記のような銘柄だとポイント付与率が下がってしまい、実質的なポイント付与率は楽天証券に劣るケースが多いものと想定されます。実際、私の場合、ポイント付与率は楽天証券>SBI証券となっています。
SBI証券の活用方法
私はSBI証券で以下のように運用をしています。
- 債券投資信託を特定口座で毎日積立
- リート投資信託を特定口座で毎日積立
- SBI・バンガード・S&P500を特定口座で毎日積立
毎月合計4万円程度投資信託を購入しています。毎日積立は「時間の分散効果」を期待して実施しています。この判断が正しかったかどうかがわかるのはずいぶん先になります。
まとめ
私が投資信託の運用で使用しているSBI証券について紹介させていただきました。SBI証券は、積立NISA枠外でも毎日積立ができること、投資信託の保有金額に応じてTポイントがもらえることがメリットと感じています。楽天証券の強烈なサービスにさらに対抗できるようなサービスが出てくることを期待しております。
なお、これからの予定ではありますが、米国ETFの購入を考えており、そちらでもSBI証券を活用するつもりです。
今後、定期的にSBI証券での運用状況を本ブログで報告させていただこうと思います。