「100億円あげちゃうキャンペーン」等様々なキャンペーンを行ったPayPayは、国内のスマホ決済サービスを一気に普及させた功労者と言っていいと思います。
クレジットカードは使えなくてもPayPayは使えるという店舗が相当増えた印象で、これはPayPayの戦略が成功したと考えていいと思います。
私自身キャッシュレス決済が普及していくことを望んではいるのですが、2020年以降のPayPayは決済額に対する還元率が今一つな印象を持っています(ソフトバンクユーザー、Y!mobileユーザー以外)。
それでもPayPayだけが使えるお店が数多くありますので、そういったお店ではPayPayを利用していく方がいいと思います。
そこで、今後のPayPayの利用方法について検討しました。
PayPayはこう使っていこう
PayPayは様々な店舗に普及しており、前述のように「クレジットカードは使えなくてもPayPayは使える」という店舗が数多くあります。そういったお店では以下のようにPayPayを使っていきましょう。具体的にはPayPayの支払い方法の設定を以下のようにします。
- 非キャンペーン時は「PayPay残高払い」ではなく「クレジットカード」に」設定し決済を行う
- キャンペーン開催時は「PayPay残高払い」に設定し決済を行う
このようにすれば、非キャンペーン時は事実上クレジットカードで決済を行ったことになりますので、クレジットカードの還元率に基づいたポイントが付与され、キャンペーン時はキャンペーンの恩恵を受けることができます。
PayPayの基本情報
PayPayは急速に普及しているスマホ決済サービスの一つで、2018年10月のサービス開始以降、「100億円あげちゃうキャンペーン」等様々なキャンペーンで多くのユーザーを獲得しています。
ソフトバンクグループ株式会社、ソフトバンク株式会社、ヤフー株式会社が共同出資するPayPay株式会社によって運営されています。
2020年9月時点で、登録ユーザー数3000万人、加盟店数170万を越えました。
PayPayが使えるお店はこちらをご確認ください。
PayPay-ペイペイ(キャッシュレスでスマートにお支払い)
PayPay Corporation無料posted withアプリーチ
PayPayの使い方
スマホにアプリをインストールし、対応している店舗でQRコードやバーコードを提示することで買い物をすることができ、財布から現金を出す手間を省くことができます。
電気代やガス代、固定資産税や国民健康保険税などの公共料金の支払いができる「請求書払い」という機能もあります。これは、公共料金の払込票にあるバーコードをPayPayアプリで読み取って支払えるので、コンビニなどに出向く必要がありません。
この方法で支払いができるのは、PayPayの請求書払いに対応している事業者や自治体のみになりますが、その数は徐々に増加しています。
また、PayPay残高を友人や家族に送ることもできるため、飲み会等の割り勘時のお金のやりとりにも利用できます(PayPay残高を送る方法はこちらをご確認ください)。
PayPayの還元率
PayPayは決済をするときに、PayPayの残高を利用する「残高払い」という方法と、クレジットカードを利用して支払いを行う方法を選択することができます。
決済後に利用金額に基づいて「PayPayボーナス」という形で還元が行われますが、還元率は「残高払い」か「クレジットカード」による支払いで異なります。
上記内容を説明している公式サイトはこちらになります。
残高払いとYahoo!Japanカードによる支払い
PayPayの残高にチャージをし、この残高を支払いに使う方法になります。「残高払い」の還元率は以下のようになります。還元率を上げるのはかなり厳しい条件になっています。
また、後述しますがYahoo!Japanカードによる支払いを選択したときも「残高払い」と同じ還元率になります。
2020年4月1日時点のPayPayボーナス還元率について
項目 | 還元率 | 0.5% | 1.0% | 1.0% | 1.5% |
基本還元率※1 | 0.5% | ● | ● | ● | ● |
100円以上の決済が月50回以上 | +0.5% | ● | ● | ● | |
利用金額が10万円以上 | +0.5 | ● | ● | ● |
※1:オンライン決済(Yahoo!Japan対象サービス)の場合は1%
上の表を見ていただいてもわかるように、ほとんどの人は還元率0.5%になるのではないかと思います。
なお、PayPayの残高へのチャージ方法は以下の方法があります。
- 銀行口座からのチャージ
- セブン銀行ATMからのチャージ
- Yahoo!Japanカードからのチャージ
- チャージ金額をソフトバンク・Y!mobileの携帯電話料金に合算(まとめて支払い)
- ヤフオク、PayPayフリマの売上金からのチャージ
この中で、ソフトバンク・Y!mobileのまとめて支払いは、携帯電話料金をクレジットカードで支払うことで、クレジットカードから付与されるポイントが入手でき、さらにPayPay利用時のPayPayボーナスも入手できるのでソフトバンク・Y!mobileユーザーは最も恩恵を受ける仕組みとなっています。
クレジットカード
支払にクレジットカードを利用することができ、事実上クレジットカードで決済を行うことになります。この場合、PayPayの残高は一切使用されません。
この支払いの場合、PayPayボーナスは一切付与されません。
しかし、クレジットカードによる決済を行ったことになりますので、クレジットカードから付与されるポイントをもらうことができます。
PayPayの支払いとしてクレジットカードを設定する際に3Dセキュアによる認証をした場合、PayPayとして過去24時間で20000円、過去30日で50000円まで利用可能ですが、3Dセキュアによる認証を行っていない場合、過去24時間および過去30日に付き5000円までしか利用できません(青いバッジが表示されている場合で3Dセキュアによる認証がおこなわれている場合は、過去24時間および過去30日間で250000円まで利用可能)。
Yahoo!Japanカードは例外的な扱いになり、Yahoo!Japanカードの場合、クレジットカード決済によるTポイントは付与されませんがPayPayボーナスは付与されます。
まとめると
- Yahoo!Japanカード:PayPayボーナスは付与されるが、クレジットカードとして支払ったTポイントは付与されない
- その他のクレジットカード:クレジットカードとして支払ったのポイントは付与されるが、PayPayボーナスの付与はない
つまり、Yahoo!Japanカードによる支払いを行った場合、前述の「残高払い」と同じ扱いになります。
PayPayの利用方法
前述のようにPayPayは加盟店舗も多く、個人商店のような「クレジットカードは使えないけどPayPayは使える」といった店舗が数多くあります。
少しでも得をするため以下に紹介する方法を実践することでポイントの取りこぼしを防ぐことができます。
非キャンペーン時
「クレジットカードは使えないけどPayPayは使える」というお店で威力を発揮する方法になります。
非キャンペーン時はクレジットカードによる支払いに設定して利用します。こうすることで、事実上クレジットカードで決済を行っていることと等価になり、クレジットカードのポイントを入手することができます。
高還元率カードと言えば、Kyash CardもPayPayの支払いに設定が可能です。ただし、Kyash Cardは3Dセキュアに対応していないため、PayPayには過去30日間で5000円までしか利用できないという縛りがあります。そのため、少額決済で利用するといいと思います。
また、年会費永年無料の高還元率カードであるリクルートカードもありだと思います。
なお、Yahoo!Japanカードを設定しても得にはならないので、それ以外の高還元率クレジットカードを設定しましょう。
キャンペーン時
キャンペーン時は「残高払い」に設定して利用します。こうすことで、キャンペーン時の恩恵を受けることができます。
前述のようにYahoo!Japanカードをクレジットカード支払いとして設定しても「残高払い」と等価になりキャンペーンの恩恵を受けることができます。
Yahoo!Japanカードを保有されていない方は、セブン銀行ATMでPayPay残高にチャージすればいいと思います。
私は銀行口座との連携をしておらず、PayPay残高へのチャージ方法は、Yahoo!Japanカードかセブン銀行ATMを利用しています。
まとめ
非ソフトバンクユーザー、Y!mobileユーザーのPayPayの利用方法について紹介させていただきました。
何気なくPayPayを利用するのではなく、キャンペーン時と非キャンペーン時で使い方を変える等を行うことで、少しでも得をできるようにしていきましょう。
この記事を最後までお読みいただきありがとうございました。