近年様々な経済圏があり、私はそれらの経済圏にどっぷり浸かっている状態です。
「楽天ポイントの楽天経済圏」、「dポイントのドコモ経済圏」、「Tポイントのヤフー経済圏」などなど・・・
2020年5月21日よりauとPontaの連携が開始され、auが提供するスマホ決済サービスである「au PAY」で決済した際に付与されるポイントやau PAYアプリでアンケートに答えた際に付与されるポイントはPontaポイントになりました(関連記事はこちらをご参照ください)。
また、2020年9月26日よりauカブコム証券においてPontaポイントで投資信託を購入できる「ポイント投資」が始まりました(関連記事はこちらをご参照ください)。
着々と「Pontaポイントのau経済圏」が構築されつつあるように感じ、「au経済圏」を活用するには、auじぶん銀行の口座開設が必要だと考え、実際に開設しました。
なぜauじぶん銀行が必要なのか
1番の理由は、「au PAYプリペイドカード」を発行したかったからです。「au PAYプリペイドカード」があれば、「au経済圏」を活用できると考えたからです。
au PAYプリペイドカードを発行するには以下の条件のどちらかを満たす必要があります。
- au回線またはauひかりと契約していること
- auじぶん銀行口座を持っていること
私はauユーザーではありませんしauひかりも利用していませんので、auじぶん銀行の口座開設をすることにしました。
auじぶん銀行の特徴
auじぶん銀行ですが、他のネット銀行とは違った特徴があります。
- 三菱UFJ銀行との親和性が高く、auじぶん銀行⇔三菱UFJ銀行の振込手数料が無料
- auカブコム証券との口座連携「auマネーコネクト」が便利
特にネット銀行でありながらメガバンクの三菱UFJ銀行との親和性が高いというのが、他のネット銀行と異なる点だと思います。
会社によっては給料振込口座にネット銀行を指定できないケースもあると思いますので、そのような場合は、三菱UFJ銀行と親和性の高いauじぶん銀行はメリットがあるのではないかと思います。
auじぶん銀行について
auじぶん銀行は、KDDIと三菱UFJ銀行が共同で設立したインターネット銀行になり、スマートフォン・ケータイ・パソコンで口座開設から各種預金、通帳確認、振込み、電子マネーチャージなどさまざまな取引を行うことができます。
ATM手数料について
提携ATMは以下になります。
- 三菱UFJ銀行
- セブン銀行
- イーネット銀行
- ローソン銀行
- ゆうちょ銀行
ATM手数料は下の表のようになります。「じぶんプラス」という預入れ残高や利用状況に応じて5つのステージによりATM手数料が決定されますが、1番下のステージにあたる「じぶんプラス1」の場合、預入れでも手数料を支払う必要があります(じぶんプラスの詳細はこちらをご確認ください)。
率直な感想は新生銀行、住信SBIネット銀行と比較すると見劣りしていると感じています。
振込について
三菱UFJ銀行への振込が手数料無料で行うことができます。また、三菱UFJダイレクトを利用すれば三菱UFJ銀行からauじぶん銀行への振込も手数料無料で行うことができます。
振込手数料の詳細は下の表のようになります。三菱UFJ銀行以外の他行への振込の場合、「じぶんプラス3」でも手数料無料になるのは1回だけです。
ただし、国内最大級のメガバンクである三菱UFJ銀行の口座を持っている方にとっては手数料無料で振込を行えるので利用しやすいのではないかと思います。
auカブコム証券との連携について
auじぶん銀行とauカブコム証券の2つの口座を連携するサービス「auマネーコネクト」を設定すると、以下のメリットがあります。
- auじぶん銀行で優遇金利(円普通預金金利が通常の100倍、0.10%(税引前))が受けられる
- auカブコム証券口座に入金することなくauカブコム証券で取引ができる(不足金自動振替サービス)
- 証券口座で取引に使っていないお金を自動的に銀行口座に出金して優遇金利を受けることができる
上記サービスは楽天銀行と楽天証券の連携サービスである「マネーブリッジ」と似た仕組みで、この仕組みはいいですね。特に上記3は気が利いたサービスだと思います。
上記のようにauカブコム証券でPontaポイントで投資信託を購入できますので、「ポイント投資」デビュー先としてもありだと思います。
auじぶん銀行を使いこなすには
やはり「じぶんプラス」のステージを上げることが必要になります(じぶんプラスの詳細はこちらをご参照ください)。
じぶんプラスについて
じぶんプラスとは、預入れ残高や利用状況に応じて5つのステージにより受けられるサービスが決定します。なんとか、ステージをじぶんプラス3にしてATM手数料を月4回は無料にしたいです。
ステージをじぶんプラス3にするには
ステージがじぶんプラス3になれば、ATM引出し手数料が4回無料(預入は何回でも無料)になります。
以下のうちどちらかを満たせばステージはじぶんプラス3になります。
- 預入れ残高が50万円以上
- 預入れ残高が10万円以上50万円以下+取引条件B
取引条件Bは以下のものがあり、どれかを満たせばステージはじぶんプラス3になります。
- 口座からの引落とし(クレジットカードの引落としも含む)がある
- じぶん銀行決済または電子マネーチャージの利用がある
- 給与振込によるご入金額合計が1円以上であること
- 定額自動入金サービスによる入金額合計が5万円以上
- じぶん銀行totoのくじ購入額合計が1000円以上
上記内容を見ると、預入れ残高10万円+取引条件Bはハードルが低いと感じます。
まとめ
auじぶん銀行について紹介させていただきました。
元々はau Payプリペイドカード発行のために口座開設をしましたが、他のネット銀行とは違いメガバンクである三菱UFJ銀行との親和性の高さが面白いと思いました(私自身、口座開設は三菱UFJダイレクト経由で実施しました)。今後、色々使ってみようと思います。
この記事を最後までお読みいただきありがとうございました。